症例紹介

2015.05.23

急性症状が出ていた第一大臼歯の感染根管処置を行った例(保険診療)

こんにちは、都筑ふれあいの丘駅前みつい歯科クリニック院長の三井です。
本日は急性症状が出て強く痛んでいた第一大臼歯の感染根管処置を行った例をご紹介させていただきます。

都筑区にお住いの60代の男性の患者さんでした。

過去に他院で治療を行った歯が痛いと来院されました。「数日前から違和感があった。
治まると思って我慢していたが、痛みが強くなって我慢
できなくなった」とのことでした。
初診時のレントゲン写真では左下第一大臼歯、近心根根尖にレントゲン透過像が確認できます。
また、遠心根は根尖に透過像は認められませんが、適切な処置が施されているようには見えません。
クラウンを除去すると内部は唾液の漏洩を疑わせる状態です。
メタルコアを除去し、感染部位とガッタパーチャを除去すると根尖から排膿が見られました

 

 

薬を服用していただき、急性症状が治まった後、感染根管処置・根管充填を行いました。
根管充填時のレントゲン写真です。根尖まで緊密に充填されていることがわかります。
その後、補綴処置を行った後、第二小臼歯の感染根管処置・根管充填・補綴処置も行いました。

第二小臼歯の根管充填時のレントゲン写真です。

 

 

術前・術後のレントゲン写真の比較です。第一大臼歯の近心根根尖の透過像はまだ消失していませんが、痛み・違和感等の症状は消失しています。

 

術前レントゲン写真

術後レントゲン写真

 

治療前の痛みが強かったため、患者さんは抜歯をしなければいけないと思われていたようで、
歯を保存することができ、以前と同じように咬めるようになった事を大変喜ばれていました。

今回ご覧いただいた処置内容は全て健康保険の範囲内で行っています。

横浜市都筑区 都筑ふれあいの丘駅前の歯科医院 みつい歯科クリニック
045-482-4346