症例紹介

2015.12.19

メタルインレーの二次カリエスをCERECでセラミック修復した例(術直後と2年経過時の比較)

こんにちは、都筑ふれあいの丘駅前、みつい歯科クリニック院長の三井です。
今回はメタルインレーの二次カリエスに対してCERECでセラミック修復を行った例の術直後と2年経過時の比較をご覧下さい。

都筑区にお住いの60代の男性の患者さんでした。
術前の状態では肉眼ではカリエス(虫歯)になっているようには見えませんが、
拡大鏡使用下でカリエスになっている可能性が高いと判断したため介入しました。

メタルインレーを除去すると大きなカリエスが確認できます。

 

 

メタルインレーを除去し、カリエス除去をおkないながら、周囲を確認すると隣の歯もカリエスになっていました。
二本ともにカリエス除去を行いました。

 

カリエスが大きく、神経に近い所まで削らねばならなかったため、
歯髄の保護を目的としてセラカルLCを塗布し、その後CERECで製作したセラミック修復物を装着しました。

 

その後約2年が経過し、定期検診にお越しになった時の写真です。

右の装着時と比較して特に大きな変化は見られません。

 

 

患者さんは「見た目もわかんないし、使ってて違和感もないから、どこ治療した

か忘れちゃったよ」とおっしゃっていました。

2015.11.14

下顎前歯部に行った感染根管処置とその経過及び治癒(保険診療)

こんにちは、都筑ふれあいの丘駅前みつい歯科クリニック院長の三井です。
今回は根尖に病巣のある下顎前歯に対し感染根管処置を行った例と、
処置後約半年の経過・治癒像をご覧頂きたいと思います。

下顎前歯の痛みと歯茎の腫れを主訴に来院されたました。
レントゲン写真で確認すると根尖にレントゲン透過像が確認できます(右写真の赤色の丸の部分です)。

 

 

感染根管処置を行い、根管充填を行いました。根尖まで緊密に充填されているように見えますが、
根尖の病巣はまだ残っています(右写真の黄色の丸の部分です)。

根管内の清掃がしっかり行われていること、痛み等の症状が無いこと、
緊密に根管充填がされていることから、根尖病巣は次第に消失すると考えCR充填を行い終了しました。

 

 

 

処置前と処置後約半年の比較です。
根尖病巣が治癒していることがよくわかります。

 

処置前

処置後約半年

 

予想どうりの良好な結果を得ることができました。

今回ご覧いただいた処置内容は健康保険の範囲内で行っています。

2015.10.10

歯石の除去・歯のクリーニング ビフォー・アフター(保険診療)

こんにちは、都筑ふれあいの丘駅前みつい歯科クリニック院長の三井です。
今回は歯石の除去と歯のクリーニングを行ったビフォー・アフターを数例ご覧頂きたいと思います。

 

 

ビフォー

アフター

 

 

ビフォー

アフター

 

 

ビフォー

アフター

 

 

ビフォー

アフター

 

着色がついてると歯の表面が粗造になり、細菌の塊であるプラークが付着しやすくなるため、歯肉炎・歯周炎の遠因となります。

今回ご覧いただいた処置内容は全て健康保険の範囲内で行っています。
口腔内の健康維持には正しいブラッシングと定期的な検診が大切です。

お問い合わせはお気軽にどうぞ。

2015.08.29

神経に達する虫歯に対し、神経を保護し、セラミック修復を行った例

こんにちは、都筑ふれあいの丘駅前みつい歯科クリニック院長の三井です。
今回は神経に達する大きな虫歯に対し、神経を保護し、セラミック修復行った例をご覧頂きたいと思います。

奥歯が凍みるということで来院された患者さんでした。
口腔内を見てみますと、一見大きな虫歯は無いように見えますが、
レントゲン写真では左上第二大臼歯の近心に大きな虫歯が確認できます。

 

レントゲン写真で確認できる虫歯の大きさからは、神経の保存は困難な様に見えますが、
自覚症状としては凍みる以外に自発痛(ズキズキした痛み)等はなかったので、神経の保存を試みました。

少し削ると内部は大きく虫歯になっています。虫歯を全て除去すると神経が露出していました。
以前にも紹介させていただいたセラカルLC(セラカルLCについてはこちら:
https://www.mitsuishika.com/case/post-43/)を用いて神経の保護を行いました。

う蝕除去開始時

う蝕除去完了・神経露出

 

神経の保護を行い、痛み等の不快症状が出ていないことを確認した後、CERECでセラミック修復を行いました。

セラミック修復・装着時

う蝕除去完了・神経露出時と、セラミック修復装着時の比較です。

 

かなり大きな虫歯でしたが、神経を保護することができました。
神経を保存し、虫歯の再発が起こりにくいセラミック修復を行うことで、
この歯が今後抜歯になるリスクを下げられたと考えています。

2015.07.11

深い虫歯・神経に近い虫歯の神経を残す処置について(セラカルLC・保険診療)

こんにちは、都筑ふれあいの丘駅前みつい歯科クリニック院長の三井です。
今回は神経に近い、深い虫歯の神経を残す処置についてご説明させていただきます。

虫歯が大きく神経に近い、もしくは神経に触れてしまっているような場合でも、
多少しみる位で痛みが出ていなければ神経を残す処置を行うことが多いです。
歯の神経を取ると、根の中に細菌感染が起きたり、歯にヒビが入る・
歯が割れるなど様々なトラブルで抜歯のリスクが高まるのですが、これを避けるためです。

当院では神経を保護する薬としてセラカルLCと言う物を使用しています。
虫歯を除去し、露出してしまった神経もしくは神経に近いところにセラカルLCを塗布し固めて神経の保護を行います。

 

 

歯と歯の間の虫歯や、詰め物の下の虫歯は早期の発見が難しいことも多く、

神経近くまで進行して症状が出てから来院される患者さんも多いです。

 

神経を保護する処置を行った当日は少し痛むことが多いため、薬を服用していただき経過を観察します。痛みが治まってくるようであれば神経

を残したまま修復処置を行います。来院時に既に神経の保存が不可能な場合もあり、また残念ながらセラカルLCを塗布しても100%の成功率で

はありませんが、可能な限り神経を残すように心がけています。

今回ご覧いただいた処置内容は全て健康保険の範囲内で行っています。

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