症例紹介

2018.02.02

左上大臼歯の深い虫歯に対し神経を残す処置を行った例

こんにちは、都筑ふれあいの丘駅前みつい歯科クリニック院長の三井です。
今回は左上奥歯の大きな虫歯に対し神経を残す処置を行った例をご覧下さい。

患者さんは都筑区にお住いの30代男性の方でした。
だいぶ前に欠けた左上の奥歯がしみるという主訴で来院されました。
肉眼所見では左上の第一大臼歯に金属の詰め物が装着されており、その脇に穴が空いています。

 

初診時のレントゲン写真からは金属の詰め物の下が大きな虫歯になっていることがわかります。
右の写真の赤い線が虫歯の概形を示しており、緑の線が神経の通っている部屋の概形を示しています。

レントゲン写真からは虫歯と歯の中の神経が近く、虫歯がかなり大きい事がわかります。

痛みが無いよう表面麻酔、浸潤麻酔を行った後、金属の除去を行いました。

金属を外すとその下は大きな虫歯になっていました。
虫歯を除去した写真からはかなり深い所まで歯質を失ってしまっている事がわかります。

初診時に自発痛がなかった等から神経の保存を試みました。

以前にもご紹介したHYcを塗布し、その上から仮に充填して経過観察を行います。

術後は一時的に痛んだり凍みたりといった症状が出る事がありますが、徐々に収まる事が多いです。

100パーセントの成功率ではなく、後日神経の処置が必要になる事もありますが、できるだけ神経を保護するよう処置を行っています。

 

横浜市都筑区、都筑ふれあいの丘駅前の歯科医院 みつい歯科クリニック

045-482-4346